漫画のネタやアイデアが尽きてしまって困った経験はありませんか?
クリエイティブな仕事を志している人なら、自分の発想力が衰えてしまう時期に直面することがあると思います。
そんな時は慌てても、もがいてもアイデアが浮かんでこなくて苦しいですよね。
そこで、新しい発想やアイデアを引き出してくれる方法を紹介します。
『ブレーンストーミング』という方法ですが、通常、この方法は多くの人が集まって自由にアイデアを交流する手法なんですが、それを個人用にカスタマイズした方法になります。
念のためブレーンストーミングとはどういうものか概要をWikipediaから引用させてもらいました。
概要
ブレインストーミングとは、集団でアイデアを出し合うことによって相互交錯の連鎖反応や発想の誘発を期待する技法である。
ブレインストーミングの4原則
1:判断・結論を出さない(結論厳禁)
自由なアイデア抽出を制限するような、判断・結論は慎む。
判断・結論は、ブレインストーミングの次の段階にゆずる。
ただし可能性を広く抽出するための質問や意見ならば、その場で自由にぶつけ合う。
たとえば「予算が足りない」と否定するのはこの段階では正しくないが、「予算が足りないがどう対応するのか」と可能性を広げる発言は歓迎される。
2:粗野な考えを歓迎する(自由奔放)
誰もが思いつきそうなアイデアよりも、奇抜な考え方やユニークで斬新なアイデアを重視する。
新規性のある発明はたいてい最初は笑いものにされる事が多く、そういった提案こそを重視すること。
3:量を重視する(質より量)
様々な角度から、多くのアイデアを出す。
一般的な考え方・アイデアはもちろん、一般的でなく新規性のある考え方・アイデアまであらゆる提案を歓迎する。
4:アイディアを結合し発展させる(結合改善)
別々のアイデアをくっつけたり一部を変化させたりすることで、新たなアイデアを生み出していく。
他人の意見に便乗することが推奨される。
他人から批判が出ると自由に意見が言えないので、とにかくアイデアを出させるためどんな意見や、人の意見に乗ったアイデアもOKという自由で制限のないようにしてアイデアを出し合うわけですね。
どんなにくだらない意見やアイデアを出してもいいというのがコツです。
このブレーンストーミングを個人の発想を出す方法に使います。
アイデアや発想が出てこないというのは、色々な原因があるとは思いますが、一面では自分の中にアイデアの素材が不足しているからだと考えられます。
電気でいうと放電しようとするけど、充電がされていない状態です。
何かを出すにはまず素材を入れないと出ないですよね。
そこで、自分がスランプに陥っているのは充電や蓄積が足りなくなっているからだと考え、情報や知識を入れることに注目します。
まずは様々な分野の作品や雑誌を集めてきて読みます。
その時に、何のつながりもなく集めてきて次々に読んでいきます。
自分が普段関心や興味を持つ分野と離れたもの、普段は絶対に読まなさそうな作品がオススメです。
そうすると、関係ないような情報が、自分の中で混ざり合って融合してきて、全く異質な着想が得られることがあります。
アイデアの作り方で有名な異質なものの結合が新しいアイデアになるという感じですね。
こうした情報の吸収に重点をおいて様々なものを取り入れていくことで、物事の見方が変わってきます。
バトルものばかり好きで読んでいたなら少女漫画を読んでみる。
漫画雑誌ばかりよんでいたなら、純文学を読んでみる。
アニメを見ていたなら、ドキュメンタリー番組を見てみる。
こういった普段自分が手を出さない分野は新しいアイデアの素材を取り入れる先としては新鮮なネタの宝庫です。
新しい発想を得るためという意識でもないかぎり、自分が興味持っていない情報や分野に手を出す機会はなかなか訪れないと思います。
アイデアが沸かないスランプの期間を逆手にとって、新たな発想を生む素材集めの時間として使ってみると後の収穫は大きいです。
個人的なブレーンストーミングの方法について紹介してきました。
世界には数え切れないほどの情報や作品が溢れています。
それなのに自分はアイデアが出てこないとしたら、単に自分の中の情報量が足りないということで、蓄積することに時間を費やすのは効果的です。
疲れたらエネルギーが切れているというサインなので休息する。
貯めたお金よりもお金を使うことはできない。
アイデアを探そうとして苦しんでいるなら、逆のアイデアや情報に目を向けるように試してみてください。
そうすれば、水素と酸素が反応して水が生成されるように、まったく異なる新しいアイデアが誕生する可能性が高いです。